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会長からのメッセージ

   一般社団法人エネルギー・資源学会 会長
東京理科大学理工学部経営工学科 教授
森  俊介



『会長就任にあたって』(平成29年6月7日 社員総会にて)

 このたび、6月7日の総会で第11代の会長に就任いたしました東京理科大学の森 俊介です。先代の鈴置保雄先生、先々代の内山洋司先生など歴代の会長の後を継ぎ、微力ながら本会にできる限りの貢献をいたしたいと存じます。
  会員の皆様にはご存知の通り、本会は、1970年代のオイルショックを契機に1980年に「エネルギー・資源研究会」として発足、1990年には「エネルギー・資源学会」と改称、2009年には法人化によって「一般社団法人エネルギー・資源学会」へ移行し、現在に至っております。
  本会の主な活動は、エネルギー・環境・資源をめぐる技術開発と社会経済や自然環境が交わる学際的な分野におかれています。再生可能エネルギー、地球温暖化、エネルギー安全保障、電力市場の自由化など、今社会で注目される多くの問題群がこの領域にあるといってもよいでしょう。本会の刊行する会誌、主催する年2回の研究発表会だけでなく、講習会や研究会、懇話会などの行事のいずれも、この視点から時代の最新トピックについて、極めて質の高い話題を提供しています。しかし、鈴置前会長も懸念しておられたように、会員の減少傾向は本会の大きな問題点です。
  社会の動きと本会の活動を、時代をさかのぼって振り返ってみましょう。1960年代からの鉄と化学製品、自動車と電気製品の大量生産による消費社会は生活を大きく変えました。1973年の第一次石油危機以降、エネルギー需給は社会の活動を支える重要な基盤インフラであることも、逆に石油に高度に依存した社会の脆弱性や、資源と一国及び世界の経済活動の相互影響分析の必要性も世界で広く認識されました。1970年代はまた、経済成長に伴う環境問題やTMI事故、第3世界の台頭という大きな変革の時代でもありました。続く1980年代は経済活動の停滞と並行して東西冷戦の最終段階としての軍拡と旧共産圏の崩壊で閉じ、代わって世界共通の課題としての地球温暖化問題が注目され始めました。IPCCも設立されています。その後の21世紀はユーロ圏の確立や京都議定書採択というグローバル化のやや不安な船出と、情報技術とインターネットの拡大による社会の構造的変化の予感で始まりました。しかし21世紀は、9.11テロにあったように、世界の分断の始まりでもありました。中国経済の急成長と情報技術の発展、太陽電池パネルや電気自動車の急速な価格低下と市場拡大は、我が国では3.11の大震災や原子力発電所事故と相まって、電力とガスのグリッド市場に構造変化をもたらしつつあります。2016年には、2℃目標という野心的な目標に、世界のほぼすべての国が参加するパリ合意の締結と、パリ合意からの離脱を公約した米国トランプ政権の誕生という二つの対立する動きがあり現在に至っています。変わりゆく世界の今後は、社会、技術のいずれから見てもトレンド延長で予測できるようには見えません。しかし、例えばエネルギー資源の効率的利用や持続可能性への共通認識など、先進国、新興国に共通する大きな不変の底流は明らかなものとなっています。
  本会の初期の学会予稿集を紐解いてみましょう。1982年、エネルギー・資源研究会当時の研究発表会にはセッション名がなく、地域再生可能エネルギー技術やバイオマス評価、原子力エネルギー技術評価などがテーマとなっています。その後も技術開発と評価のセッションがしばらく見られます。1985年の第2回エネルギーシステム・経済コンファレンスでは、エネルギーシステム評価、エネルギー経済、電力経済、ローカルエネルギーが主なセッションとなり、1992年第8回コンファレンスではCO2特別セッションが企画され、温暖化対策評価がこの後テーマとして定着します。いずれも既存の単一分野というよりも横断的な視点からの発表会となっている点が分かります。
  このように見ていきますと、あらためて本会の活動が時宜を得たものであったと同時に、初期には比較的参加の多かった経済学や化学工学、また機器開発と実装の分野からの発表が減少していることも認めざるを得ません。私自身、その頃の異分野の方の講演を大変興味深く伺い、その後の活動に大いに役立った記憶があります。
  では、今後どのように進むべきなのか。前会長は若手の学会への期待と要望をざっくばらんに交換する機会を設け、すぐにでも効果を出せそうな提案もここからいくつか出されています。確かに、学会を取り巻く環境は決して楽観できるものではありません。産業界もゆとりはあまりなく、若手の人口自体も減少傾向です。けれども、変わりゆく世界に幅広い視点で対処するアプローチが、変わらぬ価値を持つことは間違いないですし、本会がこれに応える最善の場であることを信じて疑いません。
  本会の社会的な役割を確認しつつ、今後も本会が皆様にとって有益かつ有意義な場であり続けるよう、今後とも皆様のご協力、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

 



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