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 サマー/オータムワークショップ

〔概 要〕 エネルギー・資源学会では、平成11(1999)年度より年1回、若手の企業人・研究者・政策担当者・学生などを対象としたワークショップを開催しています。
本ワークショップは、エネルギーシステムや地球環境問題、エネルギー政策等に関心を持つ方々が共に学ぶ場であり、例年40〜60名程度の方々が参加しています。
   
〔オータムワークショップ2019〕
  「デジタル化から期待される新たな電力ビジネスとは」(11/16(土),於:東京大学本郷キャンパス)
  2019年は「デジタル化から期待される新たな電力ビジネスとは」というテーマを掲げ、ワークショップを開催しました。快晴にも恵まれ、東京大学本郷キャンパスの会場には、学生を含む約30名が集まりました。
 
 
  オープニング グループごとの自己紹介タイム
     
  午前は、研究者サイドから見た電力のデジタル化について2件のご講演をいただきました。1件めは、田中謙司氏(東京大学)による「デジタル時代における新しい電力流通とその可能性〜P2Pによる協調メカニズム〜」と題したご講演で、実証実験などの例も交えながらご講演いただきました。2件めの芦澤正美氏(電力中央研究所)による「電力のデジタルトランスフォーメーション ”Energy as a Service”」と題したご講演では、変わりゆく電力市場にデジタル化がどのように貢献するかをご紹介いただきました。2件のご講演を受けて行われた、田中氏、芦澤氏の両名をパネリストにお迎えしたパネルディスカッションは大変な盛り上がりで、会場からは多数の質問が寄せられていました。
     
 
  田中謙司氏によるご講演の様子 午前のパネルディスカッションの様子
     
 

続いて、午後は、実務家サイドから見た電力のデジタル化について2件のご講演とグループワークを行いました。
ご講演の1件目は三宅成也氏(みんな電力株式会社)による「再エネ価値を高める『トレーサブル』な電気の供給〜世界初のブロックチェーンによる電力トレーサビリティの商用化〜」、2件目は滝澤隆志氏(秩父新電力株式会社)による「ちちぶ地域における秩父新電力による持続可能なまちづくりに向けた挑戦〜自治体新電力におけるAI・ビッグデータの活用事例を交えて〜」でした。異なる特徴のある新電力事業者の方が、それぞれ、どのような視点でデジタル化に取り組み、活用されているか実例を交えてご紹介いただき、大変興味深いご講演でした。直後の両名をパネリストにお迎えしたパネルディスカッションでは、他では聞くことができないような本音トークも交えてお話いただきました。
グループワークでは、これまでのご講演内容等を受けて、「デジタル化」と参加者の研究や業務に与えうる影響、新たな研究やビジネスの可能性について議論しました。4つのグループで、KJ法を用いたブレインストーミングを行い、自由な雰囲気で議論することができました。

     
 
  午後のパネルディスカッションの様子 グループワークの結果共有の様子
     
 

朝から夕方までの忙しいスケジュールではありましたが、デジタル化をキーワードに電力システムの将来を少しばかり想像できたように思います。また、ワークショップ後の技術交流会では、日中のグループの枠を外れて参加者同士の情報交換がさらに活発に行われており、この交流が続くことを期待しています。
ご多忙のところ、話題提供をしてくださった講師の皆様、誠にありがとうございました。また、参加者の皆様もワークショップでの積極的なご発言・議論をありがとうございました。

 
 
〔過去のサマーワークショップ開催実績〕
*平成30
(2018)年度「私たちのエネルギーシステムをどのようにデザインするか
  (於:東京理科大学野田キャンパス)
*平成29
(2017)年度「長崎で原子力エネルギー技術の未来を社会とともに考える
  (於:長崎大学文教キャンパス)
*平成28
(2016)年度「パリ協定後のエネルギー技術を考える
  (於:国立環境研究所)
*平成27
(2015)年度「くらしの省エネルギーと住みやすさ・健康の両立を考える
  (於:前橋工科大学)
*平成26
(2014)年度「東京2020を目指したエネルギー事業案を競う
  (於:東京大学)
*平成25
(2013)年度「科学がはぐくむ政策の種:北海道のエネルギー戦略を考える
  (於:北海道大学)
*平成24
(2012)年度「関西で考えるこれからの電力需給対策
  (於:大阪大学)
*平成23
(2011)年度「スマートなエネルギーネットワークに向けて
  (於:京都大学;けいはんな学研都市見学会併催)
*平成22
(2010)年度「低炭素社会を実現するために ―地域の視点から考える―
  (於:東北大学;東北地区講演会併催)
*平成21
(2009)年度「日本2020年の温室効果ガス排出量(中期目標)を読み解く
  (於:東京大学)
*平成20
(2008)年度「カーボンチャンス
  (於:地球環境戦略研究機関(神奈川県三浦郡葉山町))
*平成19
(2007)年度「イノベーション
  (於:国立環境研究所(つくば市))
*平成18
(2006)年度「持続可能なエネルギーシステム
  (於:大阪大学)
*平成17
(2005)年度「京都議定書遵守のために我々がやらなければならないことは何か?」
  (於:名古屋大学;愛・地球博見学会併催)
*平成16
(2004)年度 地球温暖化対策ワークショップ
      「ポスト京都の国際および国内関連制度と長期的対策の可能性」
  (於:東京大学)
*平成15
(2003)年度「京都メカニズムおよび国内関連制度と環境ビジネスの可能性
  (於:東京大学)
*平成14
(2002)年度「京都メカニズムおよび国内関連制度の検討と環境ビジネスの可能性
  (於:東京大学)
*平成13
(2001)年度「エネルギーシステム・地球環境問題における
        多分野融合体系創成学融合ワークショップ(東京大学主催)」併催
  (於:柏市東葛テクノプラザ(柏市))
*平成12
(2000)年度 グループミーティング
       ―規制緩和、政策・制度・ビジネス、エネルギーシステム新分野、等―
  (於:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京))
*平成11
(1999)年度 エネルギー・資源学会「若手夏の学校」開校
  (於:静岡第一ホテル)
◆企画・運営メンバー
〔代表幹事〕
藤野 純一(地球環境戦略研究機関/国立環境研究所)
〔幹 事〕
井上 智弘(科学技術振興機構)、井上 麻衣(リバネス)、上道 茜(東京農工大学)、小澤 暁人(産業技術総合研究所)、白木 裕斗(滋賀県立大学)、杉山 昌広(東京大学)、鈴木 研悟(筑波大学)、永井 雄宇(電力中央研究所)、藤澤 星(フジサワ)、古林 敬顕(秋田大学)、山口 容平(大阪大学)、渡邊 裕美子(Looop)
〔世話人〕
松橋 隆治(東京大学)



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